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奈良で「県市町村政策自慢大会」 川上村が大賞受賞

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9団体が取り組みを発表した県市町村政策自慢大会=11日、奈良市春日野町の奈良春日野国際フォーラム

 市町村の職員が地域の課題解決に向けた取り組みを発表し、政策の内容やプレゼンテーション力を競う第10回「奈良県市町村政策自慢大会」が11日、奈良市春日野町の奈良春日野国際フォーラムで開かれ、県内市町村から9団体が参加。政策自慢大賞に川上村の「福祉の川上モデル~誰もが健やかに暮らせる村づくり」が選ばれ、発表した同村健康福祉課の村田達哉さんに表彰状が贈られた。

 

 同大会は、地域の課題を解決するための政策を発表することで職員の能力向上を図るとともに、情報交換の場として活用するのが目的。9市町村の若手や中堅職員が自慢の政策を発表したほか、10回大会を記念して県内全市町村が参加するポスター展を行った。

 

 選考は村井浩副知事、西川均県議会副議長、伊藤忠通県立大学名誉教授の3審査員が担当。ウェブ参加を含む観覧者約200人の投票で特別賞も決まった。

 

 このほか黒滝村が特別発表として、同大会で発表された政策を自村で取り入れた成果報告を行った。

 

 総評で県立大の伊藤名誉教授は、課題解決に向けて職員間でコミュニケーションを重ねることが重要と指摘。「職員一人一人が問う力を持つこと。それが自慢できる政策につながっていく」と話し、継続的な取り組みに期待した。

 

 受賞団体(発表者)は次の通り。(敬称略) 政策自慢大賞=川上村健康福祉課、村田達哉「福祉の川上モデル~誰もが健やかに暮らせる村づくり」▷優秀賞=宇陀市中央保険センター室生福祉保健交流センター、中江公美「医療が家の近くまで迎えにいけばいい~移動診療車による安心して暮らせるまちづくり」▷特別賞=大和郡山市地域包括ケア推進課、西森太一「住民同士の支え合いによる高齢者移動支援事業『矢田おでかけGO』」▷ミニ自慢大会(ポスター賞)=宇陀市「還暦野球」

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