政治
4月開業の奈良市斎苑建物内に雨水 市「予想外の大雨原因」
今年4月に開業したばかりの奈良市の新火葬場「市斎苑『旅立ちの杜(もり)』」(同市横井町)で、豪雨時にドアの隙間から建物内に水が入ったり、中庭に水がたまるなど、トラブルが続いていたことが分かった。市は「予想外の雨が原因」としており、設計・施工を受注し、指定管理者として建物を維持管理する特別目的会社「まほろばの杜」が、排水などの対策工事を行ったという。斎苑は着工の遅れや進入路(橋)の設計変更などで完成が1年遅れ、今春完成。市議会では「遅れを取り戻すため、突貫工事になってしまった部分もあるのでは」と懸念する声も出ている。