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佳子さまが玉串ささげ 春日若宮式年造替「本殿遷座祭」修理終え神様お迎え 

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境内の明かりが消された中で営まれた本殿遷座祭=28日、奈良市春日野町の春日大社摂社・若宮神社(代表撮影)

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 20年に一度の式年造替(ぞうたい)が行われてきた、奈良市春日野町の春日大社摂社・若宮神社で28日夜、修理を終えた本殿にご神体を戻す「本殿遷座祭(正遷宮=しょうせんぐうう)」が営まれた。

 

 秋篠宮家の次女佳子さまをはじめ約100人が参列した。仮殿の移殿(うつしどの)から本殿まで約150メートルの参道には白い幕が張られ、全ての明かりが消された中でちょうちんの明かりに導かれてご神体が戻った。境内には神様が通る際に先払いをする「オー」という「警蹕(けいひつ)」の声と雅楽の音色が神秘的に響き渡った。その後、花山院弘匡宮司が祝詞をあげ、佳子さまらが玉串をささげた。

 

 本殿は「春日造り」で文久3(1863)年の式年造替で建て替えられたもの。43回目となる今回の式年造替は屋根のふき替えや水銀朱の塗り替え、神宝の新調などが行われた。

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