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奈良県天川村で自慢の「愛車」ずらり 旧車愛好者らが交流

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時代を語る個性的な車が並んだ会場=16日、天川村沢谷の健民グラウンド

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 古い年式の自動車の魅力を知ってもらおうと、天川村ツーリングクラブが16日、同村沢谷の役場駐車場と隣接の健民グラウンドで「天川村旧車の集い」を開き、愛好者らでにぎわった。

 

 エントリーは必要なく、自慢の愛車で会場入りし、来場者ら同士で交流する自由なイベント。エンジンを見せ合ったり、愛車のこだわりを語ったりした。

 

 同クラブによると、1963(昭和38)年式の日産ダットサンや旧国鉄バスをはじめ、会場にずらりと並んだ旧車は約300台。来場者の投票による品評会もあり、1位はロータリーエンジンを搭載した70年代のマツダサバンナだった。

 

 同クラブ代表の森田治秀副村長(62)が趣味の仲間と一緒に初企画。「最近、旧車は少し肩身が狭いのですがまだ現役で走ります。新型コロナで落ち込んだ社会を盛り上げたかった」と話した。

 

 オープンカーの日産フィガロ(91年式)で滋賀県から片道3時間かけて駆けつけた平井哲士さん(51)は「天気も良く走りやすかった。村の皆さんが優しく楽しい1日でした」と満足した様子だった

 

 また、フリーマーケットもあり、地域住民も老若男女が楽しんだ。同村の西岡守幸さん(73)は「懐かしいね。旧車はデザインもメカニックも個性があり、コツをつかんで乗りこなすのがおもしろい」と笑顔を見せていた。

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