歴史文化
信貴山朝護孫子寺で献茶式
奈良県平群町信貴山の信貴山朝護孫子寺(代表管長、鈴木貴晶・成福院管長)で2日、裏千家の千宗室家元による献茶式があり、本尊・毘沙門天王像に濃茶と薄茶の2杯を供えた。
寅年を記念して実施。式では、鈴木代表管長ら僧侶と裏千家の関係者約10人が、朝護孫子寺本坊から進列して同寺本堂に入堂。関係者約100人が参加する中、家元は本堂内裏に特設された点前座で、茶道具を清めて茶を丁寧にたてた。僧侶らによる般若心経の読経などもあった。
鈴木代表管長は「寅年も終盤に入っているが、無事、献茶式ができて本当にありがたい」と話した。