歴史文化
薬師寺・盂蘭盆会 先祖の精霊迎え供養
奈良市西ノ京町の薬師寺食堂(じきどう)で13日、先祖の精霊を迎えて供養する盂蘭盆会(うらぼんえ)法要が始まった。8月15日まで。
13日の法要には約120人が参列し、本尊「阿弥陀三尊浄土図」の前で加藤朝胤管主ら僧侶5人が読経。参列者も手を合わせ、百万塔供養、千体阿弥陀仏供養を行った。
法要後は加藤管主による法話が行われ、薬師寺の歴史や僧侶の役割、檀家制度の成り立ちなどについて語った。奈良市から参列した山本雅弘さん(61)は「ご先祖様を供養し、家族の健康と平和をお願いした」と話していた。