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気持ち一つ、熱い応援 - 全国高校野球選手権大会第7日

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華やかに応援席を彩るチアリーダーたち=12日、甲子園球場

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 第104回全国高校野球選手権大会第7日は12日に甲子園球場で行われ、県代表の天理は海星(長崎)と激闘を繰り広げた。グラウンドでプレーする選手たちに向けて、スタンドからは勝利を願って大きな拍手やメガホンを打ち鳴らしてエールを送った。

 

 

バトントワリング部が華やかにチア

 

 応援スタンドを華やかに彩るチアリーダーたち。普段はバトントワリング部として活動する。

 

 部長の杉本沙希さん(18)は「いつもは多くの人から応援されている分、今回は恩返しの気持ちも込めて、野球部の皆さんが力を発揮できるよう応援を届けたい」。部員の一人、松丸優月さん(17)は「精いっぱい応援しているので、踊りを通してそれが伝わればうれしい。天理らしく、がむしゃらに、最後まで粘ってほしい」とエールを送った。

 

 スタンド席最上段では、野球部1年の二人、前岡來夢くん(16)と高岡唯斗くん(16)が、戸井主将から直接任された応援団旗を掲げ続けた。「ここ(甲子園)で野球をするためにしんどい思いをしてきたことを見ているので、その思いをぶつけてほしい」と見守った。

 

 

奈良大会準Vの生駒高野球部員が声援

 

 奈良大会準優勝の生駒高のメンバー15人も応援に駆け付けた。熊田颯馬主将は1回戦から来ているという。奈良大会決勝では、生駒は複数の体調不良者が出たためベストメンバーで戦えず、それを受けて天理は試合に勝利した瞬間、喜び合うことなく静かに整列することを選んだ。試合後、天理の選手と言葉を交わす機会はなかったが、その行為に感じ入ったという熊田主将は「素直に勝ってほしい。優勝してほしい」と思いを語った。

 

 選手の弟たちも声援を送る。3年の永井大飛選手の弟、仁之丞くん(13)は兄について「小柄だけどパワーがある、野球になったらかっこいい」と評する。「最後の夏なので、悔いなく思い切りやってほしい」とエール。1年の木ノ下修人選手の弟の湧万くん(13)も奮闘する選手たちに「県を代表して日本一を」と期待を込めた。

 

将来は兄と同じく天理高校で野球がしたいという永井仁之丞くん(左)と木ノ下湧万くん=12日、甲子園球場

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