絵本いっぱい親子ふれあい 奈良で「えほん展なら」開幕
絵本をテーマに親子のふれあいの場を提供する「第22回えほん展なら」(奈良県教職員互助組合主催、県コンベンションセンター共催)が5日、奈良市三条大路1丁目の県コンベンションセンターで開幕した。会期は通常2日間だが、コロナ禍により昨年は中止になったため、今年は7日までの3日間行われる。事前申し込みの2部入れ替え制で定員は各300人。応募多数により抽選となり、計1800人を受け入れる。
開会式では、同組合の香河英智副理事長が「今年は広くて素晴らしい会場をお借りして開催できた。少しでも多くの本を手に取っていただけだら」とあいさつ。
東吉野村マスコットキャラクターのニホンオオカミの男の子「ひよしちゃん」も登場し、香河副理事長、同センターの杉村岳マネージャー、水本実・同村長の3人がテープカットを行った。
会場内には多数の絵本が並び、スタッフによる読み聞かせを実施。自分だけの絵本を作る「手づくり絵本」や、「ひよしちゃんの缶バッジづくり」などのワークショップも開催。子どもたちから人気を集めていた。
親子3人で参加した奈良市の小学3年生、福呂梢さん(8)は「本がいっぱいあって楽しい。お化けの絵本がおもしろかった」と話していた。