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天理は山梨学院と初戦 第3日第2試合 - 第104回全国高校野球選手権大会

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強豪相手に意気込む天理ナイン

 

 第104回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟など主催、6日から17日間・甲子園球場)の組み合わせ抽選会が3日に大阪市北区のフェスティバルホールで行われ、奈良県代表の天理(5年ぶり29回目)は大会第3日の第2試合、山梨県代表の山梨学院(3年ぶり10回目)との対戦が決まった。

 

 天理は奈良大会では準決勝までのすべての試合をコールドで勝ち上がった。スローガンとして掲げる「つなぐ」の言葉通り、どの打順からでも連打を放つ爆発力を秘めており、勢いに乗った時の攻撃力は県大会で他を圧倒した。しかし持ち味は攻撃よりも、センバツ大会で守備のミスから敗戦しその悔しさをバネに鍛え上げてきたという守備力。エース南沢は県大会で無失点、また5試合を通してチームの失策はわずか1。守備からリズムをつくり、日本一をうかがう。

 

 対戦相手の山梨学院は、山梨大会では5試合で72得点と強打で勝ち上がった。中でも2本塁打、15打点の3番岩田の活躍が光る。また5試合の総失点が5と守備も堅固。昨秋からの県内公式戦では負けなしという強豪校。

 

 

長い夏にしたい

天理の中村良二監督

 

 初戦の相手が山梨学院に決まり、天理の中村良二監督は「どこと当たっても、甲子園で野球ができる喜びをかみしめながら臨むだけ」とした上で、「他の地方大会は情報がないので、これから情報収集したい。点を取るチームのようなので、投手で試合が左右されるのではないか」と分析。チームの状態は「県大会では主軸の3・4番があまり機能していなかったが、今は調子が上がってきており、厚みのある打線になるのでは。センバツでの敗戦から、全国に通用する力をつけようと練習してきた。それを十分に発揮し、できるだけ長い夏にしたい」と抱負を語った。

 

 

打線をつなぎ、一つのアウトを全員で取りに行く

天理の戸井主将

 

 天理の戸井主将は「相手が決まり、気持ちも高まってきた。テーマ『つなぐ』の通り打線をつなぎ、一つのアウトを全員で取りに行く、天理らしい野球ができれば」。「山梨学院は打撃のチームという印象。ここから初戦に向けて調子を上げていきたい」と意気込む。

 

 対する山梨学院の相沢秀光主将は「天理さんは昔から何度も甲子園に出ている伝統校。そんなところと戦えるのが楽しみ」と話し、「打撃の調子も落ちていないし、投手の状態も良い。ここからしっかり準備してやっていきたい」と闘志を燃やす。

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