歴史文化
桜井の綱越神社「おんぱら祭」 無病息災祈り厄祓い
「おんぱら祭」の名で親しまれている奈良県桜井市三輪の綱越神社(大神神社摂社)の例祭が31日、氏子や総代ら約70人が参列して営まれた。
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020年以降、花火の打ち上げや盆踊りは行われておらず、神職が祝詞(のりと)を奏上した後、巫女(みこ)が神楽(かぐら)「浦安の舞」を奉納。宮司が大祓詞(おおはらえのとこば)を唱える間、祓いぐしを背中に乗せた神馬(しんめ)が神社の周囲を回った。
その後、神職らを先頭に参列者らが茅(ち)の輪をくぐってケガレを祓った。
同祭奉賛会長で氏子の飯岡弘さん(74)は「コロナ禍や異常気象、ロシアのウクライナ侵攻など世界中の厄を祓い、人々が健康で暮らせるように祈りました」と話していた。