歴史文化
「59歳で年間329日勤務」 女官の「考課木簡」出土 平城宮跡で初、奈良時代前期
奈良市の平城宮跡で、天皇の身の回りの世話をした女官の勤務評価に使われた「考課木簡」が見つかった。同宮跡で女官の考課木簡の出土は初めて。当時としては高齢の59歳女性が年間329日も働いており、ベールに包まれている奈良時代の女官の仕事ぶりの一端がうかがえる史料になる。奈良文化財研究所(奈文研)が刊行した「紀要2022」に出土が報告された。
奈良市の平城宮跡で、天皇の身の回りの世話をした女官の勤務評価に使われた「考課木簡」が見つかった。同宮跡で女官の考課木簡の出土は初めて。当時としては高齢の59歳女性が年間329日も働いており、ベールに包まれている奈良時代の女官の仕事ぶりの一端がうかがえる史料になる。奈良文化財研究所(奈文研)が刊行した「紀要2022」に出土が報告された。