京奈和道建設促進奈良県民会議が総会 事業計画を承認、講演も
京奈和自動車道建設促進奈良県民会議(会長・小山新造県商工会議所連合会会長)の2022年度理事会・総会と講演会が5日、奈良市登大路町の奈良商工会議所5階大ホールで開かれ、新年度の事業計画を承認、役員改選で小山会長らを再任した。任期は2年。また同道路の整備促進に向け、関係予算の確保などを求める要望書を採択した。
会議で小山会長は「京奈和自動車道は県の背骨となる道路。国土強靭化の観点からも、早期の全線開通へ一致団結して取り組む」とアピール。来賓の荒井正吾知事は「京奈和自動車道の整備は県経済の向上に直結する」とし、県民会議の活動に感謝を述べ、期待を寄せた。
議事では、2021年度事業で同会議のロゴマークを入れた啓発グッズを作成、配布したと報告。また本年度予算案では、仮称橿原JCT(大阪方面接続ランプ)の2026年春の開通に向け、開通式などの行事に備える積立金を組んだ。
続いて、京奈和自動車道の早期整備に向け、奈良経済同友会の井村守宏代表幹事と巽運輸(天理市)の巽冨美男代表取締役が、それぞれ「期待の声」を発表。奈良国道事務所の種蔵史典所長が同自動車道整備の現状について講演した。