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音羽山観音寺 後藤住職の花だより - フキ採り編 2022年初夏

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初夏の音羽山観音寺

 音羽山観音寺の本堂の販売コーナーで、住職手作りのきゃらぶきが置いてありました。コーナーでは季節によって販売するものが変わります。また必ずあるとは限りません。住職は早春にフキノトウを使ったフキみそを、初夏にきゃらぶきを作ります。フキで思い出したかのように話し始めました。

 

境内に咲くナルコユリとフキ

 

 

子どものころの思い出 そして現在に至る

 

 住職が子どものころ過ごした愛知県。自然豊かな場所だったそうです。

 

 「よく近所の山に行ったわ。1人では行かないわね。隣の子と50m離れた同級生と一緒だった。フキ採りが好きでね。風呂敷1枚持って行くの」

 

 風呂敷の2つの角を輪になるように結んで、カバンのように手にかけて持って行くそうです。

 

 「川の両横に沢があるの。フキの葉でお椀を作って清水を飲んでた。採ったフキは、風呂敷に入れて持ち帰ったわ」

 

 フキの思い出はここでおしまい。そこから年齢が上がっていく話になりました。

 

 「中学は卓球部、高校ではバスケ部だったの」

 

 驚いた顔を記者がしたようです。

 

 「考えるより動く方が好きなの」と笑顔で話します。

 

 「55歳ぐらいまでよく動いたね。60歳代で徐々に動かなくなって、今は、あれしなくちゃと思うばかりで動けてないのよ」

 

コーヒーを入れながら語る住職

 

 

 古くから同寺を支える支援者Uさんが、春、今年になって初めて顔を見せに来てくれたそうです。

 

 「『ヤマボウシ咲いているかな?』って言ってくれたのよ」

 

 ヤマボウシは音羽山山頂に向かう方向に自生しています。付近の偵察も兼ねて一緒に出掛けたそうです。

 

 「その時は残念ながら早過ぎて見れなかったけど、1週間後に再訪してくれたの。今度はヤマボウシが咲いていたのよ。斜面にあるウスズミザクラ200本にプラスチック板を付ける作業も手伝ってくれたの。さらに別の日も山頂で雑草引きを手伝ってくれてねー」と話が続きます。

 

 とてもよく働いていたように思います。住職が「動く」という意味は、普通より運動量が多いことみたいです。

 

 

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。火曜日閉門。17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門

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