日本維新の会の松井一郎代表が6日、参院選奈良県選挙区の党候補の応援演説のため来県し、近鉄大和西大寺駅前などで街頭演説。「自民党の背中が少し見えてきた。奈良で勝てれば日本の政治は変わる」として党候補への支持を訴えた。松井代表の来県は6月24日以来、公示後2回目。

　松井代表は2月に電気代の値上がりを抑えるため、安全な原発を当面の間、稼働させることを自民党に提案したが「決断、実行してくれなかった」と批判。「自民党に本気でぶつかっていける政党は維新しかない」と訴えた。

　社会保障についても「自民党は昭和のままの税金の使い方。人口構造が変化する中、令和の時代に合った抜本的な改革が必要」と述べ、「現実を直視し、持続可能な国をつくっていく。そのためには役所の仕事のやり方、お金の使い方を変えなければならない。維新は大阪で改革を実行してきた。それを全国でやらせてほしい」と支援を求めた。