社会
ホーランヤ3年連続中止 橿原の春日、八幡両神社
奈良県橿原市東坊城町の春日、八幡両神社で8月15日に行われる伝統行事「東坊城のホーランヤ」(県指定文化財、国選択無形民俗文化財)のたいまつ行事について、市は4日、主催する地元のホーランヤ奉賛会が中止を決めたと発表した。たいまつ行事の中止は3年連続。 「東坊城のホーランヤ」は橿原市の夏を代表する火祭り。東坊城町と古川町の氏子が、最大で高さ3メートル、直径2メートル、重さ500キロもある巨大なたいまつを担ぎ「エッサーホイサー」と威勢の良いかけ声とともに境内を練り歩く。
コロナ禍前は境内を埋めるほどの来場者があり、奉賛会は「コロナ感染拡大防止と来場者の生命と健康を第一に考えた」と中止を決めたという。当日は非公開の神事のみを営む。