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開花「数年に一度」 奈良県五條で「ユクノキ」咲く

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「雪のように見える」ともいわれるユクノキの白い花=20日、五條市大塔町中原(山本誠さん撮影)

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 山地に生えるマメ科の高木で、数年に一度しか咲かないとされるユクノキの花が奈良県五條市大塔町で咲いた。

 

 野迫川村から大塔町へ下る県道の対岸の山腹に最も多く見られ、咲き出したのは20日ごろ。長年通勤にこの道を利用している五條市役所西吉野支所参与の山本誠さん(61)は「今まで見たことがなかったので驚きました」と話す。調べてみると、花や葉の形状などからユクノキと分かった。

 

 資料には「開花は数年に一度」とあるが今年初めて気付いた。ここ数年で成長したのか、梅雨の真っただ中で目に止まらなかったのか、あるいは開花期が短いのかもしれない。

 

 名前の由来は「雪のように見える」からとの説が有力。直径1・5センチほどの小さな花が無数に付いている。22日はハラハラと散る風情も雪のようだった。付近では今、ウツギ(アジサイ科)やマタタビ(マタタビ科)の白い花も咲いている。

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