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参院選公示 奈良県選挙区、現新6氏が立候補 - 参院選2022

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第26回参議院議員通常選挙が公示され選挙戦がスタート。県内各地でも出発式が行われ選挙ムードに=22日、奈良市内

 第26回参議院議員通常選挙は22日公示され、奈良県選挙区(改選数1)には現職と新人の合わせて6人が立候補を届け出た。新型コロナウイルス対策や原油価格、物価高騰への対応をめぐり岸田文雄首相の政策が問われるほか、憲法改正や安全保障も重要な争点。県選挙区は、議席の維持を目指す自民党現職に野党の新人5人が挑む構図となり、投開票日の7月10日までの18日間にわたり、各陣営が舌戦を繰り広げる。

 

 県選挙区に立候補したのは、共産党新人の北野伊津子氏(46)▽参政党新人の中村麻美氏(43)▽立憲民主党新人の猪奥美里氏(42)▽日本維新の会新人の中川崇氏(36)▽自民党現職の佐藤啓氏(43)▽NHK党新人の冨田哲之氏(70)―の6人。

 

 同選挙区は1948(昭和23)年の補欠選挙で最後まで6人による戦いとなった例があるものの、改選1議席を争う通常選挙では今回の6候補が過去最多。野党共闘による候補一本化が実現せず、共産党が9年ぶりに独自候補を立てるなど、混戦模様の戦いに突入した。

 

 届け出の受け付けは午前8時30分から、奈良市登大路町の県庁5階第1会議室で行われ、予想された6陣営が時間前に集合。届け出順を決めるくじを引いた後、街頭演説・選挙運動用のぼり、腕章など選挙の「七つ道具」を受け取り、手続きを済ませた陣営から順に、足早に飛び出して行った。

 

 選挙戦のスタートは、いずれも北和の主要ターミナル前から。北野候補は午前10時に近鉄学園前駅北口で出発式を実施。中村候補は午前11時半にJR奈良駅東口で第一声を上げた。猪奥候補は午前9時半から近鉄奈良駅前で支援の訴え。中川候補は午前10時にJR奈良駅東口でマイクを握った。佐藤候補は午前10時、近鉄大和西大寺駅南口で舌戦の火ぶた。冨田候補は午前10時過ぎから近鉄生駒駅北口に立った。

 

 梅雨空の下、各陣営ともスピーカーのボリュームを上げ、それぞれの施策を訴え、支持を呼びかけた。

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