歴史文化
壁画の発見振り返る 高松塚古墳テーマ、五條で講演会
被葬者の考察も
高松塚古墳壁画発見から50年で、同古墳とその被葬者をテーマにした市民有志企画の歴史講演会が18日、奈良県五條市中之町の市立牧野公民館であり、県内外から96人が参加した。
明日香村教育委員会文化財課の長谷川透・主任技師(42)が講演。1972年発見当時の写真とともに日本人が初めて古墳壁画に遭遇した興奮を振り返り、長谷川さんも参加した古墳本体発掘調査の成果を解説。漆塗り木棺と棺台を再現した最新のイメージ画なども紹介した。