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脳の健康大切に 生活原則などをアドバイス 天理で認知症予防セミナー

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脳の健康を保とうと開かれた「認知症予防セミナー」=14日、天理市川原城町の市民会館(やまのべホール)

 天理市や大和信用金庫、フコクしんらい生命保険、KUMОN学習療法センターが主催し、「認知症予防セミナー~脳の健康を保ち、イキイキ生活する秘訣~」が14日、同市川原城町の市民会館(やまのべホール)で開かれ、市民ら約250人が参加した。 

 

 並河健市長が主催者としてあいさつし、「市でも介護認定を受ける人は年々増えており、申請者の半数以上に何らかの認知症の傾向がみられる。介護の認定理由も認知症がトップで、体が丈夫でも認知症が関わってくると本人や家族、社会全体の負担も重くなってくる」などと予防の重要性に言及。「認知症を正しく理解し、軽度の段階で対応すれば改善・維持も可能」などと述べ、市が2015年度から着手している「脳の健康教室(脳活教室)」などの取り組みについて紹介した。

 

 セミナーではKUMОN学習療法センターの橋口健部長が物忘れと認知症の違いなどを解説。3年後には高齢者の5人に1人が認知症になるとの予測の下、介護の原因に認知機能の低下が大きく関わっていることを踏まえ「いかに脳を健康に保つかが重要」などと指摘。男女とも平均寿命が延びる中で、いかに健康寿命を延ばすか「国民一人一人の大事な問題だ」などと述べ、脳を鍛える生活原則などをアドバイスした。

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