社会
第7波見据えた教訓を~本紙記者のコロナ体験記
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新型コロナウイルスの「第6波」も収束傾向となり、コロナ下で初めての行動制限のない大型連休は県内の観光地でも多くの人で賑わった。しかし、人の移動が増えて感染が再び広がる懸念もある。「第7波」を見据え、今できることはないだろうか―。第6波で家族全員が感染した本紙の女性記者(5歳の息子、夫と3人暮らし)が、体験を振り返った。
■5歳の息子が最初に発熱
2月下旬、わが家にコロナの波がきた。当時は県内の新規感染者数が連日1000人を超え、在宅勤務を増やし警戒していたさなか。週末の外出はスーパーへの買い出しにとどめ、夫と私はワクチンを2回接種済みで3回目を待ち望んでいた。
月曜の夕方に長男(5歳)が保育園で発熱。「39・4度の熱がある」と連絡を受け、あわてて当日受診できる病院を探す。大きな病院の発熱外来には夕方診療がなく、第6波のさなか、町の診療所は何度かけてもつながらなかった。