政治
「原因究明し結果公表」 十津川のトンネル死亡事故受け奈良県知事
今月2日、十津川村の国道168号助人トンネルで起きた死亡事故について荒井正吾知事は12日、定例記者会見で、改めて遺族に弔意を表すとともに「県管理のトンネルで起きた事故。原因の究明に取り組む」と話した。
事故はトンネル内でオートバイ2台が転倒、大阪市の男性が死亡、平群町の男性が軽傷を負った。五條署によると、トンネル上部から電線ケーブル数本が垂れ下がっていたといい、事故との関連を調べている。同トンネルは補修工事中で、何らかの理由で天井からケーブルが地上約1メートルの高さまで垂れ下がっていたとみられる。
荒井知事は「大変、重大な事故」とする受け止めを示し、「警察の捜査と併せ県も事故原因を究明、責任を明確にするとともに、結果を公表していきたい」と意欲を見せた。