歴史文化
「大日如来坐像」修復祝う - 橿原・正蓮寺で記念式典
正蓮寺大日堂(国重要文化財)に安置されている「大日如来坐像」(同)の修復記念式典が8日、橿原市小綱町の同寺特設舞台で行われ、雅楽の奉納などがあった。地域住民や歴史ファンら約100人が参加して同像の修復の完成を祝った。
同像は像高148・3センチの木像で、鎌倉時代の作とされている。1919(大正8)年4月に重文に指定されたが、指定後100年が経過して金箔(きんぱく)の剥(はく)落が激しく、奈良国立博物館内の美術院国宝修理所で2020年5月から21年3月まで10カ月かけて修復されていた。