奈良女子大学(奈良市北魚屋東町)正門の南斜め前にある旧鍋屋連絡所(旧鍋屋交番)を中心としたまちづくり団体「鍋屋連絡所の保存・活用と奈良きたまちのまちづくりを考える会」が、佐保川にこいのぼりを揚げている。場所は西から船橋通(下長慶橋)、やすらぎの道(佐保橋)、一条通(法蓮橋)の3カ所。31日まで。

　今年で4回目。同会は旧鍋屋連絡所の保存のため2009(平成21)年に発足。会員は奈良市を中心に、ボランティアを含め約100人。観光案内所「旧鍋屋交番きたまち案内所」の運営と、まちづくり活動を展開している。

　活動の一環で同会メンバーや地域の住民から使わなくなったこいのぼりを募集し、集まったこいのぼりを毎年佐保川に揚げている。事務局長の瀬渡比呂志さん(67)は「2回目以降は新型コロナウイルスの流行もあり、以前より町を盛り上げたいと思うようになった」と話している。