社会
前川被告が無罪主張 「投票依頼せず」 - 公選法違反奈良地裁初公判
昨年10月の衆院選で公示前に自身への投票を呼び掛ける文書を送ったとして、公職選挙法違反(事前運動、法定外文書頒布)の罪に問われた日本維新の会の衆院議員前川清成被告(59)の初公判が25日、奈良地裁(沢田正彦裁判長)で開かれた。前川被告は「公職選挙法が禁止するような行為は何もしていない」と否認し、無罪を主張した。
前川被告は「政治家として死刑判決を言い渡されなければならないようなことをしたのか。支援を期待できる人たちに支援を求めることを犯罪としてしまったならば民主主義政治は成り立たない」と訴え、「ポスター掲示や選挙はがき作成のお願いなどをしただけで、投票依頼はしていない」と主張した。