歴史文化
室生寺で金堂の特別拝観 3年ぶり5月29日まで
宇陀市室生の室生寺で、金堂(国宝・平安時代初期)の特別拝観が3年ぶりに行われている。普段は入ることができない金堂外陣から、間近で仏像を拝観できる。5月29日まで。
金堂は五間の単層寄棟造りで、屋根はこけら葺(ぶ)き。中尊の釈迦如来立像(国宝・平安時代)は、力強く堂々とした佇(たたず)まいをみせる。珍しい板光背に色鮮やかな「雲霓(うんげい)彩色」が現在もはっきりと残っていて当時の彩色技術の高さがうかがえる。
また、薬師如来立像、文殊菩薩立像、6体の十二神将立像などが安置されている。
拝観時間午前9時から午後3時。特別拝観料は500円(入山料別途要)。拝観者には釈迦如来立像の懐中守護御守を授与。