「県域水道一体化」奈良市、懇談会設置へ 参加最終判断は11月めど
「県域水道一体化」への参加の是非を巡り、仲川元庸市長が「意見を聞く」と市議会に対し設置を約束していた「懇談会」の構成について、市議会各派の幹事長ら議員5人のほか、大学教授や公認会計士、市民の代表ら約10人になることが20日、市や市議会などへの取材で分かった。仲川市長は3月定例会で、参加の是非の最終判断は次回の「県広域水道企業団設立準備協議会」の開催が予定される11月をめどとする考えを示しており、懇談会は大型連休明けから協議を始め、遅くても10月には報告をまとめることになりそうだ。
懇談会は3月定例会の分科会で公明党の宮池明氏が提案。これを受け、分科会日程の最終日に、同党の田畑日佐恵氏の質問に答える形で仲川市長が設置すると明言。「学識経験者や市民、議員などで構成することとする。ここで一体化について議論を深めてもらう」と述べていた。