経済
「20歳まで飲まないで」 奈良小売酒販組合が一条高で啓発活動
奈良小売酒販組合(萩原隆夫理事長)は19日、奈良市法華寺町の市立一条高校(錦秀知校長)で、「20歳未満飲酒防止強調月間」(4月)に合わせ、啓発活動を行った。成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が今月1日に施行されたことに伴い、本年度中に多くが成人となる3年生に対し、飲酒防止を呼び掛けた。改正民法施行後も飲酒の年齢制限は20歳のままとなっている。
成長過程にある20歳未満の飲酒は身体的・精神的に大きなリスクがあり、社会的にも影響が大きいとして、県小売酒販組合連合会(福西義隆会長)は毎年、同月間に合わせて街頭での啓発活動を実施。ここ2年間はコロナ禍のため中止していたが、改正民法が施行されたことを受け、今年は県内四つの小売酒販組合(奈良・葛城・桜井・吉野)が県内の公立高校4校(一条・高田・桜井・大淀)を個別に訪れ、高校3年生を対象に啓発活動を行うことにした。