歴史文化
「薪御能」公開で開催 来月20、21日 3年ぶり興福寺などで
野外能の発祥とされる伝統行事「薪御能(たきぎおのう)」が5月20、21の両日、奈良市の春日大社や興福寺で行われる。新型コロナウイルスの感染防止で一昨年は中止、昨年は非公開だったが、今年は感染防止対策を徹底して3年ぶりに公開で開催する。
20日は午前11時から、春日大社舞殿で「咒師(しゅし)走りの儀」があり、金春流能「翁(おきな)」を奉納する。午後5時半からは、興福寺南大門跡「般若之芝」で「南大門の儀」として金春流能「葛城」、大蔵流狂言「飛越(とびこえ)」、金剛流能「鵜飼」が演じられる。
問い合わせは、薪御能保存会、電話0742(30)0230。