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人気スポット“危機” 本薬師寺跡のホテイアオイ 橿原市、植えつけ事業廃止

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本薬師寺跡周辺に咲くホテイアオイ=2019年8月、橿原市城殿町

財政難で「苦渋の決断」

 

 四半世紀にわたって橿原市城殿町の本薬師寺跡(特別史跡)周辺を彩り、大勢の観光客を魅了してきたホテイアオイが、もう見られないかもしれない。財政難による市の行財政改革の一環で、本年度の植えつけ事業を廃止した。市は「苦渋の決断」とし、財政再建が進めば再開を検討したいとしているが、めどは立っていない。 

 

 ホテイアオイは薄紫色の花をつける南米産の水生植物。市農政課によると、地元の農家などでつくる「城殿町霜月会」が1996年から休耕田(約1・4ヘクタール)で植え始めた。毎年5月ごろに約1万5千株を植えつけ、8月上旬から花が咲き始める。日を追うごとに株は増え、見ごろを迎える9月上中旬には水田一面に薄紫色の花が広がる。写真愛好家や家族連れらに人気の観光スポットだった。

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