社会
2020年度 県内DV相談件数 県930件、市町村721件
コロナ禍影響で前年度より増加
県家庭福祉課は、2020年度に県内で受け付けたDV(配偶者などによる暴力)相談の件数などをまとめ、発表した。中央こども家庭相談センターをはじめ県には930件(前年度690件)、市町村には721件(同581件)の相談が寄せられた。同課は「新型コロナウイルス感染症の影響で、生活不安や家庭内のストレスが高まったことも背景にあるとみられる」と指摘。引き続き啓発や相談しやすい環境づくりに取り組むとしている。
県に寄せられたDV相談件数は14年度に1406件に達した後、19年度の690件までは減少傾向が続いていたが、20年度は240件(34・8%)増と増加に転じた。