歴史文化
【動画あり】新薬師寺で修二会法要「おたいまつ」
奈良市高畑町の新薬師寺で8日夜、「おたいまつ」と呼ばれる修二会(しゅにえ)の法要が営まれ、僧侶を導く大たいまつが本堂の周囲を巡った。
午後5時、本尊・薬師如来坐像(国宝)に人々の罪を懺悔(さんげ)する薬師悔過法要が営まれ、仏の身体に備わる32の特徴を読み上げる「三十二相」も唱えられた。
午後7時ごろ、長さ約7メートルの大たいまつ10本と籠(かご)たいまつ1本が、僧侶11人をそれぞれ先導。燃え盛る火で僧侶の足元を赤く照らし、時に激しく火の粉を舞い散らしながらゆっくりと進んだ。再び本堂に入った僧侶らは「初夜法要」を営み、世界の平和などを祈った。