歴史文化
春日大社摂社・若宮神社本殿と内院きょう4月9日から初公開
奈良市春日野町の春日大社はきょう9日から、第43次式年造替(ぞうたい)が行われている摂社・若宮神社の本殿と内院の特別公開を実施する。本殿と内院を一般に公開するのは創建以来初めて。24日まで。8日には報道関係者向けに公開された。特別公開は各日の午前10時、同11時、午後1時、同2時からの1日4回。各回先着20人(予約制ではない)。参加費は若宮造替奉賛金として2000円。雨天決行。問い合わせは、春日大社、電話0742(22)7788。
本殿内院は瑞垣に囲まれた、祭事以外では神職もほとんど入ることがない聖域。若宮神社の本殿は本社本殿と同じ様式、規模の「春日造り」。高さ約5・8メートル、正面の幅約1・9メートル、奥行き約2・5メートル。現在の本殿は1863(文久3)年の式年造替で建て替えられたもので、平安時代からの古い様式を伝える建造物として国重要文化財に指定されている。