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奈良県が盛り土点検、11カ所で是正措置

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届け出不備など

 

 県は、土砂災害警戒区域の上流域や大規模造成地などを主な対象として、盛り土による災害防止のための総点検を実施、結果をまとめた。点検対象となったのは252カ所で、ただちに下流域に大規模な土砂流出の恐れがあると判断された箇所はなかった。ただ、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の建設が計画されている平群町櫟原など11カ所について、届け出の不備や手続きと現地の不一致などを確認、法令に基づく是正措置などを行った。

 

 総点検は、昨年7月に静岡県熱海市で起きた大規模な土石流被害を踏まえ、関係府省が県に依頼。これを受けて県の担当各課が、同8月以降、昨年度末までに対象箇所を抽出、森林法や砂防法、農地法などに基づく点検を実施した。

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