奈良市新斎苑 落成式典と火入れ式 来月1日開業、予約受け付け
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奈良市の新斎苑(火葬場)「市斎苑 旅立ちの杜」の落成式典が25日、同市横井町の同施設で開かれ、仲川元庸市長ら市や市議会、市自治連合会、地元住民、工事関係者ら約100人が出席した。候補地選定や事業費の増加、割れる住民感情をはじめ、多くの困難を乗り越えての施設完成に、仲川市長は「最難関の事業だったが、多くの方に指導、協力をいただき感謝を申し上げたい」と述べた。「旅立ちの杜」は4月1日オープンで、すでに予約受け付けを開始している。
施設の外で行われた式典で仲川市長は「現・東山霊苑火葬場が開設されて100年以上がたち、昭和33年から施設移転は歴代の市政の重要課題だった」と振り返り、「地元、また議会とさまざまな知恵を集結して施設完成に至った。その重みを受け止め、安心に利用していただける施設としてスタートしたい」とあいさつ。