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桜井市の「スタインウェイ」ピアノ 県に無償貸与

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桜井市民会館で開かれた催しで使用されるスタインウェイ=平成28年7月、桜井市粟殿(文化を考える桜井市民の会提供)

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市内に保管場所なく

 

 桜井市が所有し、長年、市民会館(休館中)で活躍したグランドピアノの名器「スタインウェイ」が県に無償貸与された。21日に開村する「なら歴史芸術文化村」(天理市杣之内町)の専用倉庫で管理され、コンサートや貸し出しに利用される。しかし、なぜ、市民の財産が市外へ? 経緯を取材した。

 

 桜井市は、市民会館オープン時の昭和56年4月に「スタインウェイ」を1138万円で購入。厳選された素材と熟練の職人技で1台ずつ作り上げるフルコンサートピアノ(フルコン)で、プロ演奏家や市民のコンサートで使われてきた。フルコンは非常に繊細な楽器のため、温度や湿度を一定に保てる同館内の専用倉庫で保管し、調律など年1回の定期点検をしてきた。

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