近鉄奈良駅西口周辺の環境整備へ 屋根付き広場設置など構想
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県は令和4年度、奈良市の近鉄奈良駅西口周辺の環境整備の基本計画を策定する。同駅西口周辺の路線バスやタクシー乗り場、送迎場などの整備を進めるほか、東口と同様に屋根付きの広場を設置する構想も上がっている。県は新年度の当初予算案で3500万円を計上。地元自治会や商店街、交通事業者との勉強会などを開いて意見を聞き取り、年度内に駅前広場や建物の基本計画などを策定する予定だ。整備時期などは未定。県奈良公園室は「さまざまな人の意見を聞き、駅西口の環境を整備する。利便性が高まるような広場にしたい」と話す。
近鉄奈良駅西口は現在、路線バスの停留所やタクシー乗り場、一般車両の送迎場、駐輪場、交番などが混在。タクシーと一般車両が同じロータリー内に通行可能で時間帯によって混雑する。そのため、利便性の向上や駅前の交流広場としての活用がこれまで検討されてきた。