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勇壮に炎の舞 「お松明」 - お水取り

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雨の中、二月堂の舞台から火の粉が舞った「お松明」(多重撮影)=1日、奈良市雑司町の東大寺

 「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂(奈良市雑司町)の修二会(しゅにえ)は1日、本行に入り、「お松明(たいまつ)」では二月堂の舞台から火の粉が舞った。

 

 たいまつは夜の法要に向かう練行衆の足元を照らす道明かり。長さは約6メートル。燃え盛るたいまつを担いだ世話役の童子(どうじ)が練行衆を二月堂へ導くと、舞台の欄干から雨夜の空に突き出して振り回した。

 

 二月堂の修二会は天平勝宝4(752)年に始まり、一度も途絶えることなく続けられてきた「不退の行法」で、今年で1271回目。練行衆は15日未明まで1日6回の法要を繰り返して人々の幸せを祈る。

 

 新型コロナウイルス対策で、14日までのお松明は12日を除き、二月堂周辺での拝観の人数を制限。「籠たいまつ」が上がる12日は拝観を中止する。

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