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【動画あり】無病息災の思い込め的を射る 天理・三十八神社で「鬼打ち」

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「鬼」と書かれた的に向けて弓を射た「鬼打ち」=天理市藤井町の三十八神社

 天理市藤井町の三十八神社で、伝統行事「鬼打ち」が営まれた。地域住民が「鬼」と書かれた的に弓を射て、安寧と無病息災を願った。

 

 弓矢や的は神事前に協力して準備。弓はしなりの良い若木のサクラ、矢は地元で「ススンボ」と呼ぶメダケを使って手作りした。的は割り竹を編んで直径2メートル近くある骨格を作り上げ、半紙を貼っていって中央に「鬼」の文字を貼り付けた。

 

 神事では、神職が天地、地区の長老代理が東西南北と「鬼」の的に向けて矢を放った。

 

 続いて「兄頭屋」「弟頭屋」と呼ばれる今年と来年の世話役が的を狙うと、氏子らも続いて弓を引いた。

 

 初めて弓を射た弟頭屋の龍見喜一郎さん(19)は「新型コロナウイルスを打ち砕こうという思いで鬼に矢を放ちました。みんなが健康で過ごすことができれば」と話した。

 

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