社会
春日大社で万燈籠 - 節分
奈良市春日野町の春日大社で3日夜、「節分万燈籠(まんとうろう)」が営まれた。今年は昨年同様に新型コロナウイルス感染拡大防止のため、回廊内のつり灯籠約1000基のみ非公開で点灯した。
午後4時半ごろ、神職や巫女(みこ)がつり灯籠に火をともし始め、同5時に回廊を閉門。回廊に無数の明かりがともると、みやびで幻想的な静寂に包まれた。午後5時半ごろからは本殿前で節分万灯籠祈願祭があり、早期の東日本大災害の復興と新型コロナの終息などを祈念した。
同大社には、先祖の冥福や祈願成就、無病息災を願い寄進された約3000基(つり燈籠1000基・石燈籠2000基)の燈籠が並ぶ。例年、お盆と節分に浄火をともして神様に祈願する。