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飾り金具の装着法判明 - 高松塚古墳の木棺

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今回の科学分析の結果をもとに作製された木棺と棺台の想定復元CG(県立橿原考古学研究所・多摩美術大学製作)

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想定復元CGも製作

 

 奈良文化財研究所(奈文研)と県立橿原考古学研究所(橿考研)は25日、昭和47年に極彩色壁画(国宝)が発見された明日香村平田の高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)から出土した木棺の飾り金具を科学分析したところ、木棺への取り付け方法がわかったと発表した。鎌倉時代の盗掘で大部分が失われた棺の復元や、終末期古墳の棺を考える上で重要な成果という。また、今回の成果をもとに石室に納められていた木棺をCGで復元した。

 

 高松塚古墳の棺は漆塗り木棺。杉板に2枚の麻布を重ね、外面は黒漆で塗り、内面は白鉛を下地に水銀朱で仕上げていた。長さ199.5センチ、幅58センチで、高さは52センチ以上とみられる。棺台(長さ217センチ、幅66センチ、高さ17センチ)に置かれていたとされる。

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