社会
「地域の安全」学び提案 奈良大生が報告会
本年度、「地域の安全」をテーマに学習し、交通安全や防犯の安全マップなどを作成している奈良市山陵町の奈良大学(清水哲郎学長)の学生が19日、同校で報告会を行った。同大学副学長の島本太香子・社会学部教授が担当する、地域の課題解決を考える後期科目「プロジェクト」の一環。
本年度のテーマは、地域を守る仕組みを学び、課題解決の方法を考え、体験すること。参加学生約30人は昨年9月から、県警で講義を受けたり、交通管制センターなどを見学。10月以降は、平城・相楽ニュータウンや明日香村の観光客向けの交通安全と防犯、同大付属幼稚園園児への安全啓発の三つの持ち場に分かれ、各地で複数のグループが現地調査や結果の分析、マップ作り、啓発活動などを実施。この日はその結果を発表した。