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橿原市パワーリフティング協会 - 地域スポーツの現状 指導者に聞く【4】

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橿原市パワーリフティング協会・芦原聖一郎会長=橿原市葛本町の同協会

橿原市パワーリフティング協会・芦原聖一郎

 

「勝ちたいなら、勝つための方法を選択するべき」

 

 芦原聖一さんは、パワーリフティングで国体連覇や日本記録の更新はじめアジア大会でメダルを獲得するなど、国内外の大会で輝かしい成績を残している徹さん、健さん、昨年の近畿クラシックベンチプレス選手権で優勝した一海さんと自身の子息たちをトップアスリートに育てた。

 

 本業は塾の講師。勉強の合間の息抜きにと、当時はやっていたK―1から影響を受けて塾内にトレーニングルームを作ったのがきっかけという。休憩時間の遊び感覚で始めたものの、生徒たちはメキメキと実力を伸ばし、好成績を残した。

 

 長男の徹さんも、元々やっていた陸上競技や自転車競技のための筋力増強トレーニングとして始めたが、努力が数字に返ってくるところに魅力を感じ、パワーリフティングに熱中していったという。 芦原会長は「あくまで勉強優先で、スポーツは息抜きだった」という。「面白いから、勝つことや実力を伸ばすことが楽しいからやる。それなら重要なのは短時間で集中し、効率良くやることだ」と教えてきた。そのため、長い時間練習に費やすことはない。短時間にどれだけ集中し的確なトレーニングをするかが重要で、「野球やサッカーの選手が走り込みだけをしても、陸上選手としての能力が伸びるだけ。伸ばしたい能力を効率的に伸ばせる練習法を考え、選択するべき」と話す。

 

 その方法で、協会所属選手が世界記録を4回更新、文部科学大臣賞を3回受賞と、輝かしい成績を残している。

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