社会
「宝扇」に使用される女竹奉納 唐招提寺の「うちわまき」に使用
奈良市五条町の唐招提寺(岡本元興長老)で19日、5月の伝統行事「うちわまき」でまかれる「宝扇」に使用される女竹(めだけ)が奉納された。
同寺の西山明彦・前長老の出身地で、歴史的にも寺とゆかりがある三重県名張市の市民団体「唐招提寺に竹を送る会」が、平成23年から毎年奉納。会員らは、同市内で長さ約3~4メートルの女竹1500本を採取した。女竹は宝扇の軸の材料となり、油抜き作業などを行った後、来年の行事で使われる。