歴史文化
色鮮やかな飾り 花々を引き立て 般若寺の「スイセングラス」
スイセンの花が見頃を迎えた奈良市般若寺町の般若寺で、本堂前に可憐な花などをグラスに飾った「スイセングラス」が置かれ人気を集めている。
スイセンはヒガンバナ科の多年草で、原産地は地中海沿岸やアジア。真冬の雪が降る時でも花を咲かせることから雪中花と呼ばれることもあるという。
スイセングラスは、倒れたりしたスイセンの花を有効活用するため、色鮮やかなビー玉とともにグラスに生けたもの。花の大きさに合わせて小ぶりの容器に生けられている。
同寺によると、例年、寒い冬の時期は参拝者が減るが、スイセングラスを見るために拝観するカップルも多いという。