歴史文化
不空院に「鎮守堂」完成
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奈良市高畑町の不空院(三谷真漣院主)に、秘仏の宇賀弁財天女像を祭る「鎮守堂」が完成し、16日、落慶法要が営まれた。明治の廃仏毀釈(きしゃく)により荒廃していた同寺が再興されて100年を迎えたのを機にお堂を建立した。
同寺は春日山のふもとにある真言律宗の古刹(こさつ)。元々は八角円堂や宇賀弁財天女像を祭る鎮守社などがあったが、明治の廃仏毀釈などにより荒廃。堂宇を失ったが、大正9(1920)年に入寺した先々代の住職が本堂を再建し寺を再興した。