政治
田合氏が出馬表明 曽爾村長選、「田畑の荒廃止める」
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任期満了に伴う曽爾村長選(18日告示、23日投開票)に、新人で村森林組合長の田合豪氏(57)が12日、無所属で立候補する意向を表明した。同村長選への出馬表明は3選を目指す現職の芝田秀数氏(74)に次いで2人目。
会見した田合氏は「少子高齢化が進む中、村民はそれぞれ課題を抱えているが解決策を提示できていない」と現村政について指摘し、「今やるべきことにすぐにとりかかりたい」と出馬の動機を説明した。
さらに、「今のままでは山や土地の所有者もわからなくなり、田畑の荒廃も進む。これを止める選挙だ」と強調。「地籍調査課」を設置し、5年かけて山林を含む全ての土地の境界を明確化させる事業▽景観保護に向けた水田の維持管理補助事業▽若者の定住を目的とした家賃無料の集合住宅を各地区に新設―などに意欲を示した。
田合氏は同村出身で、県立橿原高校を卒業後、宇陀広域消防組合職員。平成7年4月から村議を1期、同14年8月から三重県名張市議を3期それぞれ務めた。4年前の村長選にも立候補した。同村長野。