歴史文化

菩提酛仕込む 正暦寺で清酒祭

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蒸しあがった酒米が広げられると、辺りは甘酸っぱい香りに包まれた=9日、奈良市菩提山町の正暦寺

 清酒発祥の地とされる奈良市菩提山町の正暦寺で9日、清酒の元となる「菩提酛(ぼだいもと)」を仕込む清酒祭が行われ、朝の冷気に蒸した米の湯気が立ち上ると境内は甘酸っぱい香りに包まれた。

 

 正暦寺では室町時代を中心に約200年、酒造りが続いたが、寺領の減少とともに途絶えた。平成11年から寺、蔵元、県が復活させ、毎年1月に当時の製法で仕込んでいる。

 

 参拝者らが見守る中、大釜で蒸し上げた酒米約480キロが麻布に広げられると、白い湯気がもくもくと沸き上がった。これに仕込み水を加え発酵させてできる酒母をもとに「県菩提酛による清酒製造研究会」に所属する県内の8蔵元で清酒を醸造する。

 

 同研究会の駒井大会長(55)は「この取り組みもすっかり定着した。伝統の製法を守っていきたい」と話していた。境内では清酒の試飲も行われ、生駒市から来た深水裕子さん(61)は「これまでも何回か来ていますが、新年の祝いをさせてもらっている感じです」と笑顔を見せていた。

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