社会
県国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会準備室長 木村 茂和さん(55) - わかくさ国体の記憶-次なるフィールドを目指して(5)
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2巡目国体の県開催が事実上、決まったのを受けて昨年11月、県準備委員会が発足。その設立総会には行政、競技団体をはじめ、県内各界の代表者ら約270人が顔をそろえ「オール奈良」体制で、令和13年の開催に向けた取り組みが本格的にスタートを切った。
事務局を担当する県準備室の木村室長は「たまたま準備の立ち上げ時期に担当部署を任され、責任は重いが、スポーツ好きの身としてはとても幸運に思う」と意欲を燃やす。
前回の「わかくさ国体」が開かれた昭和59年は県庁に入ったばかりのころ。動員で、当時の都祁村(現奈良市)で開かれたライフル射撃会場を担当し「五輪選手らも参加する全国レベルの大会を初めて間近に見た」と話す。またひとりの県民として感じたのは「民泊」の良さ。全国から来た選手の宿泊を競技の会場地で受け入れるシステムで「地元は大いに盛り上がった」と振り返る。