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奈文研が飛鳥池遺跡発掘調査報告書刊行

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調査終了から約20年を経て刊行された飛鳥池遺跡の発掘調査報告書

 7世紀後半の国家的な総合工房跡と考えられている飛鳥池遺跡(明日香村飛鳥)について、奈良文化財研究所(奈文研)が発掘調査報告書を刊行した。調査終了から約20年。ついに公表された報告書には、調査成果の全体像が分かる詳細な情報を収録。当時の技術や古代国家の成立を知る上で重要な資料となる。市販はされない。

 

 飛鳥池遺跡は飛鳥池の埋め立てや県立万葉文化館の建設に伴い、平成3年と9~13年に計8次の発掘調査が実施された。300基以上の炉跡などを検出したほか、15万点を超える大量の工房廃棄物が出土。金や銀、銅、鉄、ガラス、漆、水晶などを使った製品を生産していたとみられ、13年8月には「飛鳥池工房遺跡」として国史跡に指定された。

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