G7関係閣僚会合誘致、取り組み注目 奈良県 - ニュース最前線
県は2年後の令和5年に日本で開かれる予定の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の関係閣僚会合を、奈良市内へ誘致にすることを目指している。全世界に歴史都市・奈良の魅力を発信するのが狙い。平成28年に日本で開催された主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に伴う関係閣僚会議の誘致に取り組んだが、果たせなかった経緯がある。今回は昨春にオープンした県コンベンションセンター(同市)を使用する予定で、最大約2000人の収容可能な国際会議場の整備によって追い風が吹く。同市との連携も必要で、今後の取り組みに注目が集まる。(谷村隆城)
◆来年6月に世界フォーラム
各国の持ち回りで開催されているG7サミットは、日本で開催される。財務、外務、教育、環境などさまざまな会合が国内約10都市で開催される見込みだ。「奈良市は日本で一番古い都市だが、(世界では)あまり知られていない。外国や国内の人にも歴史や文化を発信したい」荒井正吾知事は先月26日の定例記者会見で、関係閣僚会合の誘致を目指す方針を表明した。